event report
2007/09/02(sun)
8ヵ月…。
一言で表してしまえば至極簡単ですが、1年の内の2/3にあたります。つまり、365÷3×2=243.333333…。
厳密に言えば、2006年12月30日から、2007年9月2日。実に245日なります。時間にすれば、5,880時間。分にすれば、352,800分。秒にすれば…いえ、やめて置きましょう。
つまり、これだけの悠久の刻を我々は待ち続けていたのです。
そう!丸8ヵ月の充填期間を経て、ついに「EARTH CLUMP」が帰って来たのです!
長かった…。実に長かったです。
昨年末の熱いライブは、2006年の集大成としつつ、2007年は新たなステージへ邁進するであろう予感と余韻を残す見事な一夜でした。
しかし、現実は一向に明らかにされない活動予定。内々では活動休止の噂まで出てくる始末。
…わからない。
あれだけのステージングを繰り広げたEARTH CLUMPが、何故突然に沈黙しているのか…。
不幸な事故?音楽性の相違?
想像だけが独り歩きしていました。
そして沈黙の8ヵ月が過ぎようとする頃、突然の吉報が届きました。
「2007/9/2 北浦和KYARA 新生EARTH CLUMP活動開始」
本当に突然でした。
カウンターパンチ以上の破壊力を持つ最高の情報です!
彼らが遂に帰ってくる!
沈黙の8ヵ月間に何があったのか?
「新生」とは何を表すのか!?
タヌキは?ハヤタロウは?トレンディーは?プリンは?
全ての謎は、9月2日に明らかになる!
『EARTH CLUMP Live!!!! Endlessly Evolve』
お盆時期の最高気温更新も何処へやら、まだ9月に入ったばかりだと言うのに夜は肌寒いくらいです。
ここ、KYARA@北浦和も同様、対バンのお客さん達はロングブーツで秋の装いでした。
本日のステージスケジュールは計5バンド。
EARTH CLUMPは最も客入りの多い3番手になっています。
開始直前、控室に待機する彼らを覗いてきたのですが、ステージ前とは思えないほど寛いでいた以前までと違い、ただ寡黙な、まるで緊張しているかのようなメンバー達でした。
そんな彼らにインタビューが出来るワケもなく、謎は解明されないままでのスタートとなりました。
場内のBGMがゆっくりとフェードアウトして行きます。
そして薄闇に浮かぶ彼らのシルエット。
響くスティックカウント。
来た!EARTH CLUMPが!
オーディエンスを射るボーカル。
突風の如く駆け抜けるギター。
荒々しく弾けるベース。
迸り突き抜けるドラム。
…これは、EARTH CLUMP?
確かに目の前で演奏する彼らはEARTH CLUMPだ。
タヌキも、ハヤタロウも、トレンディーも、プリンも、いずれも健在だ。
しかし、違う。
音が違う。
迫力が違う。
クオリティが違う。
インタビューなど不要。
8ヵ月間の沈黙の謎が一気に解けた。
論より証拠。それは彼らのステージングが証明している。
よりテクニカルに。
よりダイナミックに。
よりアグレッシブに。
これが、新生EARTH CLUMP!
2007年9月2日。
無限に進化する彼らを、遮る手立ては、すでに、ない。
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